まとめページ

今までのエントリを見たい人は
まとめページからどうぞ

最近のエントリ

最近のコメント

カテゴリ

過去ログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Skyer

<< 重要 >>
このブログは移転しました。
新しいアドレスは以下の通りとなります。
ブックマーク、リンクの変更等よろしくお願いします。
http://wingskyer.net/

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | |

HR

明穂の心情を考える



もしも明日が晴れならば」の考察です。
今回の考察も明穂を中心にして考えていきたいと思います。
や、個人的には明穂が一番お気に入りですから(笑。

前回のレビューで明穂の心情がほとんど語られず不透明であったという点から
もしらばの物語は完結していない」と書きましたが
今回はそうした物語を完成へと近づけるという意味も含めて
明穂の心情についてより詳しく考察してみようと思います。

ちなみに、この後の文章はネタバレを含みますのでご注意ください。
今回も長くなります。その辺は覚悟してください。

明穂の心情を考えていく上で個人的に一番重要だと思っている点があります。
なぜ珠美編においてのみ明穂は具現化させるほどの嫉妬心を抱いたのか?
全ての原因とも言える千早ですら許してしまえるあの明穂が、です。
今回はこの点について考察していこうと思います。

まず、前回のレビューにも書いたそれぞれのヒロインの
「自分を認めてあげることによる成長」という点について改めて考えてみます。

詳しい考察については、前回のレビューを参考にしてもらいたいのですが
それぞれのヒロインは何らかの形で自己を否定し続けていました。
具体的に見ていくと、つばさは「明穂に対する負の感情」が原因となっています。
また、千早は「明穂に対する罪の意識」、珠美は「鬼斬りに対する責任」
という原因によって、それぞれ自己を否定し続けていました。

ここで明穂がそれぞれの原因にどのように関わってくるかを考えると
つばさと千早については、その原因の方向性が明穂に向いていることがわかります。
一方珠美の原因については、明穂にその一端があるとも言えますが
必ずしも明穂一人に言及されるべき内容ではありません。

このような違いが明穂の嫉妬心に表れてくるのではないかと思います。

自他共に認めるほどの世話好きの明穂にとっては、
つばさと千早の悩み、つまり自己の否定は方向性が明穂に向いているものであり、
自身が関わるからこそ、自身が解決すべき内容であったのだと思います。

そうした想いの中で、明穂が明穂らしくあるためにも
お節介の究極的な延長として、自身の主人公への想いを超えた部分で
そのヒロインの問題の解決させる、
つまり主人公とそのヒロインとの幸せを願っているのだと思います。

ところが、珠美は明穂との関わりがとても少ない存在です。
物語の中で珠美の抱える問題についても、
根本的な部分で明穂とはほとんど関係ない問題となっています。

そういった点で、珠美の問題に対して明穂が介入、つまりお節介を焼くこともなく、
また明穂自身にとってもそれは外の問題であり、
必ずしも自身が解決すべきだという責任感を持つことはないと言えます。

また、珠美という存在は明穂にとって
自身の意識する範囲の外からやってきた存在、いわば他人です。
世話を焼くこともない、自身の関与しない部分で
自身の大切な存在である主人公を奪われるのは、
いかに明穂とは言え許せなかったのではないかと思います。

「突然現れて私の目の届かないところで気がついたら主人公が奪われている」
という事実を認識してしまった明穂にとっては、
自身の嫉妬心というものに気づかざるを得ない状況になり、
その嫉妬心を押さえきれなくなったのではないかと思います。

シナリオの中で具現化したヘビから珠美をかばった主人公を
そのヘビが悲しそうに見るシーンがあります。
こうした点から具現化したヘビとは、嫉妬心が具現化したものであると同時に
自身が感じる疎外感、寂しさを表してものでもあると思います。

つばさや千早が主人公と幸せになることは
彼女たちの抱える問題を明穂が世話を焼いて解決する、
つまり明穂さらには主人公も一緒になって解決への道を歩むという点において
明穂の生前かなわなかった主人公ともっと一緒にいたい、
主人公を含めみんなを見守ってあげたいという未練が満足させられるものであり、
その延長として自身以外のヒロインと主人公との幸せがあったとしても
胸を張って応援でき、寂しさを多少残しつつも成仏できたのだと思います。

ところが珠美に対しては
明穂にとっては死後に出会った外の存在、他人であり
珠美の抱える問題についても根本的には本人の問題であり
明穂は世話を焼く部分が全くと言っていいほどありませんでした。

そうした中で主人公の心が珠美に奪われつつあり、
珠美はおろか主人公にさえ干渉できない明穂にとっては
疎外感を感じ、自身の必要性を否定されているとさえ思わせたのだと思います。
そして明穂自身の願った主人公ともっと一緒にいたいという願いに関しても
表面上明穂にとっての主人公のいる日常が続いているとはいえ、
そこに意味はなく、主人公の想いと明穂の想いは別の場所にあったわけです。

そうした惰性とさえ言える日常に対して抱いた寂しさが
明穂の抱いた、もとい気づかされた嫉妬心の本質であると思います。
つまり、嫉妬心の本質は珠美に対する憎しみではなく、
明穂自身の抱いた寂しさだったのだと思います。
明穂の抱いた嫉妬心の本質は寂しさにある」ということです。

明穂が抱いたのは「寂しさ」という本質を持った嫉妬心であったからこそ、
明穂という存在がまったく必要とされない状態になってしまった珠美編にのみ
ヘビとして具現化されるほどの嫉妬心を抱いたのだと思います。

スポンサーサイト

【2006/04/25 01:12】 | レビューあれこれ | TRACKBACK(0) | COMMENT(2)

HR

日記のようなもの Vol.2 | BLOG TOP | 日記のようなもの

このエントリに対するコメント


どもです。
興味深い記事だったのでコメントさせていただきます。

>「もしらばの物語は完結していない」
そうでしょうか?
むしろ自分は「もしらばの物語は明穂が死んだ時点で既に完結していた」と感じました。
明穂とカズちゃん(=プレイヤー)の未練によってかつての日常のリプレイがすなわちもしらばであったのではないか?
明穂の心情が不透明だったのも死んだ時点で既に想いが固定されていたから。
これが「明穂にとっては死後に出会った外の存在、他人」である珠美に対しては積極的で無かった事への一因だったとも言えないでしょうか?

>「なぜ珠美編においてのみ明穂は具現化させるほどの嫉妬心を抱いたのか?」
自分も同じ様な疑問を抱きw珠美の心の問題が明穂単体へと向かって無いことが明穂の蛇を呼んだと結論付けました。
そして蛇が疎外感の象徴だった事も納得できます。
そう考えると珠美に斬られた事で明穂が珠美を許せたのかも納得いきます。
明穂が望んだのはは死んだ後でも誰かに覚えていてくれること、カズちゃんを含む誰かの心に居場所が欲しかった。
そして珠美に斬られる事で千早と同様に罪悪感を与えてしまった。
つまり他のヒロインと同様に心の問題を自分に向けて、それをメールで解決することでカズちゃんと珠美の心に自分の居場所を確保することが出来ると思った。
わらべの歌を引用すれば

そして心の垣根に花(=園芸部であった明穂の居場所の象徴)を咲かせましょう

惜しむらくは珠美編エピローグで明穂への言及がつばさ編ほどなかった。つまり明穂の居場所の存在が確かめられなかった事です。
あと珠美編が駆け足に感じられたのはそれぞれのシナリオでヒロインの(明穂に向けられた)心の問題を蛇→メールと短いスパンで描いてしまったことでしょう。

だいぶ長くなってしまいましたがこの辺で。
それではごきげんよう。
From masa_no_ji | URL 【2006/04/25 03:48】 [ 編集 ]

HR


> masa_no_jiさん

や、コメントとは思えないほどのしっかりした文章ありがとうございます(笑。
簡単にですが自分で思ったことを書かせていただきますね。

>「もしらばの物語は明穂が死んだ時点で既に完結していた」

この場合見方によっては確かに完結しているかもしれませんが、
仮にそうだったとしても、千早というイレギュラーな要因による突然の死である以上
気持ちが不確かなまま強制的に終わらされたのだと思います。

個人的には明穂の想いが明らかになり、
明穂自身が納得できて、あるいは成仏できてこそ完結だと思っているので
そういう点ではいずれにせよ真の意味での「完結」にはなり得ない思います。

>「珠美に斬られた事で明穂が珠美を許せた」

これは全くの新しい発想でした。
確かに明穂との関わりという点で珠美を許せるのも納得できると思います。
ただ、第三者の立場から見た場合、それはそれで残酷に見えるかもしれませんね。
明穂自身が消えてしまう以上、明穂の想いは明かされないまま
周りに残されるのは珠美が明穂を斬ったという事実のみ生きることになるわけで。
だからこその明穂からのメールだったのかもしれませんね。

>「そして心の垣根に花を咲かせましょう/わらべ」

や、わらべさんの詩の引用ですか。
やはりシナリオの作者さんはこの歌をイメージしていたんでしょうね。
個人的にはあまり関係ないと思っていたのですが、
改めて見てみると色々と連想させられる部分がありそうです。

>「珠美編が駆け足に感じられたのはそれぞれのヒロインの心の問題を
> 蛇→メールと短いスパンで描いてしまった」

確かにシナリオの後半が駆け足だった印象はありましたね。
先の「珠美に斬られた事で明穂が珠美を許せた」にも関連してきますが
明穂が嫉妬心を意識してから、珠美が明穂を斬るまでのシナリオのスパンが
短すぎたのだと思います。
シナリオとしてそれぞれのヒロインがかなり関わってきますから
シナリオのテーマに対してシナリオの量が追いついていなかったのでしょうね。
しっかりとそれぞれのヒロインの心情の変化さえ描かれてさえいれば
もしかしたら一番感動できたかもしれないシナリオだっただけに少し心残りですね。

簡単ですがこんな感じで。
考察レビューに対する意見は大歓迎です。
自分の考えたことを改めて考える機会にもなりますしね。

何にせよ、もしらばはテーマがかなり大きなものなんだなと改めて思いました。
From 朝凪優 | URL 【2006/04/30 20:05】 [ 編集 ]

HR

HR

コメントの投稿














管理人にだけ表示を許可する

HR

| BLOG TOP |

このエントリに対するトラックバック

トラックバックURL [ http://skyer.blog22.fc2.com/tb.php/182-1fe0446c ]

HR

ミニ占い

本日の美少女キャラ

( Ver6 Update 06/05/13 )

ランキング


ポチッとな♪
気に入ったら押してあげて

カウンタ

ブログ内検索


リンク

応援中

バナーリンク

RSSフィード

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。